2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語民間試験をめぐり、萩生田光一文部科学相は24日のテレビ番組で、金銭的・地理的な条件で不公平が生じるとの懸念に対し、「自分の身の丈に合わせて勝負してもらえれば」と発言した。ネット上では「地方の貧乏人は身の程を知れってことか」などと反発が相次ぎ、野党も批判の声を強めている。【大場伸也/統合デジタル取材センター】 「恵まれた生徒が有利になるのでは」との問いに 民間試験は、英検やTOEFL、GTECなどで、現在の高校2年生からが対象になる。3年生の4~12月に2回まで受験し、その成績が志望大学に提供され、合否の判断材料となる。 萩生田氏は24日、BSフジの番組で、司会者が「お金や地理的に恵まれた生徒が有利になるのではないか」と指摘した…