9月22日と23日の2日間にわたって米国サンディエゴで開かれたベンチャー企業の登竜門的イベント「DEMOfall 09」には、前年並みの70社近くが出展した。 不景気の影響は、というと、「確かに不景気ではあるが、シリコンバレーは起業する人が次々と集まってくるので、あまり不景気という気がしない」というのが、会場で聞かれた大方の意見だった。 DEMOの1週間前に開催されたTechCrunch50も盛況だったと聞くし、米国西海岸のベンチャー業界は相変わらず元気がいい。 多言語でサービスを用意し、米国市場だけでなくグローバル市場を狙っている企業が多いのが今年の特徴である。例えば、SMSを広告メディア化するベンチャーがアフリカ市場進出を語っていたり、多言語対応の翻訳技術を開発し、グローバル企業のローカライズ需要を狙う企業がいたりする。 多言語対応がデファクトのベンチャー企業 Internet Wor