英仏首脳会談が行われるロンドン(London)郊外を歩くマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)英首相(当時)とフランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)仏大統領(当時、1990年5月4日撮影)。(c)AFP 【11月4日 AFP】ベルリンの壁(Berlin Wall)が崩壊して20年、新たに公開された当時の外交文書は、ドイツと仲が良いとされるロンドン(London)とパリ(Paris)の友人たちが「東西ドイツ統一」を恐れていたことを如実に物語っている。 当時のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)英首相は、冷戦時代において、壁の崩壊に象徴される西側の勝利を導いたヒロインであると称賛されているかもしれない。しかし実際には、東西ドイツが統一する可能性は、彼女を恐怖で震えさせていた。 当時のフランソワ・ミッテラン(Franco