“携帯流通マネー”の市場規模は年間総額で1兆7000億円である。この年間総額に占める割合は現在は小さいが,今後の拡大が期待されているのが「動画コンテンツ」「ゲームコンテンツ」「電子書籍コンテンツ」の3分野だ。多様な電話機の出現や,高速モバイル・ネットワークのサービス開始が予定されているなど,携帯電話を使ったコンテンツ利用には追い風が吹く可能性が高い。日経BPコンサルティングは「携帯電話“個人利用”実態調査」で,それぞれのコンテンツ分野について,現在の利用状況,毎月の利用金額,今後の利用意向などを調べている。 「ゲームコンテンツ」の利用率は25.1% これらのコンテンツは,現在,どれくらいの人が利用しているのだろうか。それぞれのコンテンツを利用している人の割合は,その利用率が高い順に,「ゲームコンテンツ」(25.1%),「動画コンテンツ」(17.5%)「電子書籍コンテンツ」(7.6%)だった