テクノロジのシンボルであるその人物は、聴衆の前に立ち、コンピューティングの未来についての自らの構想を具現化した1台のプロトタイプを手にしている。それはタッチスクリーン型タブレットで、雑誌よりも薄く、バッテリは1日持ち、価格は800ドルを切る。 しかし、この人物はSteve Jobs氏ではなく、このタブレットも「iPad」ではなかった。それはBill Gates氏で、2005年にシアトルで、「Windows」のハードウェアメーカーの人々を前に語っていた。Gates氏は、このようなデバイスを実現するテクノロジの登場はまだ数年先だが、その構想に向けた取り組みを始める時期だと述べた。 その1年後、Microsoftは「Origami Project」の詳細を明らかにした。これは、「Windows XP」にタッチインターフェースを加えることで、Gates氏の構想を商品化しようという取り組みだ。しかし
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