VisualCalcが無料で提供しているウェブサイトでは、予備選挙の現状や傾向を図示する複数のチャート図を参照し、有権者が大統領選の行く末を予測できるようになっている。 一方、すでに確定した共和党の候補者を横目に、史上初の女性大統領と同じく史上初の黒人大統領を狙う民主党候補者が指名獲得を争うという、ホワイトハウスの歴史に残る今年の選挙を戦う各陣営も、同様のツールを利用して情報を入手し、重要な浮動票を獲得するのに奔走中だ。 こうした手法は、マイクロターゲティングと呼ばれている。民主党指名候補の座を目指すバラク・オバマ上院議員などは、州から州へ、予備選から予備選へ選挙戦を展開していくにあたり、マイクロターゲティングを活用して、基本的かつ本質的な可変要素を大量に割り出し、ヒラリー・クリントン上院議員と必死の攻防を繰り広げているのである。 オバマ氏の選挙戦には、やはり熾烈を極めた2004年の大統領
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