BURRN! 2014年10月号 はじめに 国産HR/HM専門誌、BURRN!が今月号で創刊30周年を迎えた。 私もこの雑誌とは中学生の頃からの付き合いであり、過去に自分の意見が読者の声として掲載されたり、懸賞応募でMetal ChurchのTシャツが当選するなど、愛読するYOUNG GUITAR誌と並んで今でも大変に思い入れの深い存在であることは否めない。 幼少期から活字中毒気味だった私にとって、音楽をここまで文学的且つ論理的に解説するこの雑誌の存在は、今なお驚異的であり、ネットに押され気味の出版業界にあっても、その希少価値はまだまだ高いとも感じている。 もちろん、内容や編集者の姿勢に関する賛否はあって当然の話だが、BURRN!という独自のスタイルを確立させている点はリスペクトに値するのではないだろうか。 継続は力なりと言えど、30年というのはあまりに長い年月である。 さて、前置きは早々