【セントピーターズバーグ24日=Jim Street / MLB.com】この日のタンパベイ・デビルレイズ戦の第1打席は、もはや見慣れた感もある一塁への内野安打。シアトル・マリナーズのイチロー外野手はこうしてバットと足で数々の偉業を積み重ね、メジャー7年目で1000試合出場を達成した。 マリナーズのジョン・マクラーレン・ベンチコーチはイチローの印象について、「私の目には(以前と)何も変わってないように見える。違いと言えば、ライトではなくセンターを守っていることくらいだ」と話す。イチローは新たなポジションでも俊足を生かし、どこまでも打球を追いかけている。 新しい守備位置も経験し、偉業も達成し尽くしたイチローは、意外な夢を口にした。それはメジャーのマウンドに立つこと。日本では1996年の球宴で1度だけ経験している。 「9回2死、バッターは(当時巨人、現ヤンキースの)松井(秀喜外野手)だっ