ビジネスのグローバル化が避けて通れない時代。日本人ビジネスパーソンもグローバリゼーションに向き合っていく必要がある。そうした問題意識から実施した昨年の海外調査の際にご協力いただいた、米スタンフォード大学研究員の櫛田健児氏がこの度来日された。日本人と日本企業が抱えるグローバル化の問題について、非常に興味深い議論をさせていただいた。その内容を2回に分けてお届けしよう。 櫛田氏の専門領域はグローバルのIT(情報技術)業界における政治経済分析だ。市場のルールや規制といったものが業界内のプレイヤーにどのように影響し、市場の発展にどのような影響を与えるのかを研究されている。 櫛田氏の研究テーマの1つに「ガラパゴス化してしまった日本市場」の問題がある。櫛田氏によれば、ガラパゴス化現象が起きる分野には、日本が“後続なき先行者”になってしまう共通のメカニズムがあるのだという。特別対談の前編ではこの点について
![グローバル人材は「ガラパゴス日本」を変えられるのか?:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)