サントリーは遺伝子組み換え技術を使い、「青いバラ」の開発に初めて成功した=平成16年6月30日、東京都港区(写真:産経新聞) サントリーは20日、世界で初めて開発に成功した「青いバラ」を11月3日から発売すると発表した。花弁にほぼ100%の青い色素を含むバラで、「SUNTORY blue rose」の名称で売り出す。価格は2000〜3000円。年内6千本、平成23年に20万本の販売を目指す。 バラには青色の色素がなく、青いバラの開発は不可能とも言われてきた。 サントリーは平成2年から、同社の挑戦精神「やってみなはれ」に基づいて青いバラの開発に着手し、バンジーの青色遺伝子をバラに導入することで16年に開発に成功した。 各種認可と生産体制を整えたことで、累計20年間の期間を経て一般販売に踏み切ることにした。 この日、都内で会見したサントリーの辻村英雄常務執行役員は「不可能の代名詞といわれ