思い出の町 寿町 ※この記事は「ドヤ街の寿町へ『誕生日お祝いして!』」の後半と同じ内容です。 ネット検索でボランティアの体験記を探す方のために、その内容だけの記事を別に設けました。参加を検討されている方の参考になれば幸いです。 2018年の元旦、夜。 誕生日にお世話になった感謝の思いを胸に、寿町へ再訪。 その目的は、寿町越冬ボランティア。 知人から、特に申し込みはしなくても参加できると聞いた。 ゴミの山に懐かしさを覚えながら、ボランティア本部に電話をかけ、指示通り寿公園へやってきた。 寿公園は、遊具がジャングルジムしかない小さな公園で、角には青いビニールシートに纏われた大型のテントが構えていた。 「黙って野垂れ死ぬな 生きて奴らにやり返せ」 寿町を鼓舞する横断幕の言葉は、社会への怒りがにじみ出ていた。 テントの入り口に「本部」との文字を見つけ、中に入り受付をする。 テントといっても、ベニヤ