貧困問題に関する優れた報道に贈られる「貧困ジャーナリズム大賞2015」の授賞式が9日夕、東京都内で行われました。 「大賞」には、東京新聞の我那覇圭(がなは・けい)記者と林朋実記者が報道した「シェアハウスと児童扶手当」に間する一連の報道が選ばれました。この報道はシェアハウスに居住しているシングルマザーが同じシェハウス内に男性が居住しているだけで行政から”事実婚”とみなされ、シングルマザーに支給されている児童扶養手当の支給がストップされてしまう実態を掘り起こし、厚生労働省に実態調査を促した結果、厚労省がシェアハウスを利用するシングルマザーについて支給を認める新たな通知を出すにいたったキャンペーン的な報道です。 そのほかに生活保護を受ける人々や行政で働くケースワーカーと呼ばれる人々を描いた漫画「健康で文化的な最低限度の生活」(小学館・ビッグコミックス)を描いた柏木ハルコさんが「貧困ジャーナリズム