ぼくはプロバスケ選手になるはずだった。 小学生のころから夢はバスケ選手。中学時代は、関東圏のガードの中では指折りの選手だといわれ、日本人初のNBAプレーヤー、田臥選手とならんで「平地か田臥か」と評されることもあった。将来はプロバスケ選手になると、自分も周囲も疑わなかった。 でも、現実はそう甘くなかった。 夢だったプロにはなりきれなかった。転職した会社では、慣れない仕事に精神的に追い込まれ、リストラも経験した。 それでもいま、ぼくは自分のことを心から幸せ者だと思う。 10年前に会社を設立し、ついてきてくれる仲間と、自分らしくいられる居場所がある。そしてまた、スポーツ業界に戻ってくることができたからだ。 * これは、ぼくがバスケ選手を引退してから、起業するまでの話。 いま、夢を追いかけるのがしんどくなったり、仕事や部活で苦しんでる人に、ちょっとでも希望をもってもらえたら、とてもうれしいです。
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