2019年6月21日のブックマーク (1件)

  • 【最終話シリーズ】あの日の背中 - パパいく?

    今週のお題「おとうさん」 気づけば33歳になった。子宝にも恵まれた。小さい頃は父親みたいな人間になりたくないとも思った。少しずつ似てきているような気もする。 突然だった。 普段、連絡は年に一度取るか取らないか程度の兄から着信があった。 『オカンの話、聞いた?』 『いや?』 『オトンがまた暴れたんよ』 『どれくらい?』 『包丁持って…』 全てを説明してくれた。 どうやら、いつも通り、酩酊状態で帰ってきたらしい。まぁ、流れはいつも通りである。 運悪くあんな事があって、兄が家を出てしまった後だった。あの弟が兄二人がいないなか、二人の対処法を模倣したのである。僕や兄にとっては日常茶飯事な事でも…やはり勇気がいる事だったに違いない。 ただ酩酊状態のオトンも、あの気の優しい末っ子の勇気は癇に障ったのか。あんな事になってしまった。 『そう何や…。おおごとやね。〇〇(弟)は?』 『友達の家におるらしい。オ

    【最終話シリーズ】あの日の背中 - パパいく?
    kentygood
    kentygood 2019/06/21