国内でサービスが登場してから約7年。公衆無線LANが転機を迎えている。対応端末の急増とエリアの充実を背景に,無線ブロードバンドの一翼に再浮上してきたのだ。 公衆無線LANは当初,「出先で手軽にインターネット接続できる」という触れ込みで華々しく登場したものの,提供エリアの狭さもあって伸びは今ひとつ。2005年にはライブドアの参入で再び注目を集めたが,一過性に終わった。 ただ,今度は“本格的な波”が押し寄せている。携帯ゲーム機,音楽プレーヤ,デジタルカメラなどの家電で無線LAN機能を搭載したデバイスが増えており,利用の場が家庭内から屋外へ移り始めた。端末の広がりに合わせて便利なコンテンツ・サービスも充実しつつある。公衆無線LAN事業者が地道に続けてきた提供エリアの拡大と相まって,実用的に使える下地が整った。 そこにも,ここにも,無線LAN 無線LAN対応のデバイスはこの数年でぐんと増えた。対応
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