京都・祇園祭の山鉾(やまほこ)行事を行う祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)は8日、インターネットで出資者を募るクラウドファンディングを初めて活用すると発表した。祭りの警備費や保険料の一部を調達する。 「サイバーエージェント・クラウドファンディング」(東京)のサイト「Makuake(マクアケ)」で同日、募集を始めた。目標額は300万円。出資者は3千円から10万円(いずれも税込み)までの5コースから選ぶ。厄よけのちまきや関係者にしか配られない扇子がもらえるなど、額に応じた特典がある。 今回、サイバー社と提携する京都信用金庫がクラウドファンディングを使った資金調達の仕組みを連合会に紹介し、このプロジェクトが実現した。 連合会によると、山鉾巡行(前祭〈さきまつり〉=7月17日、後祭〈あとまつり〉=同24日)と、各3日の宵山期間中は、警察のほか、独自に警備会社に雑踏警戒を依頼している。また、見物客が事