移転直後のオフィスで、無線LAN経由のインターネット接続速度が遅くなるトラブルが発生した。無線LANアクセスポイント(AP)の電波強度を疑ったが、いくら調整しても改善しなかった。手詰まりとなった担当者がインテグレーターやベンダーに協力を依頼したところ、想定外の「バグ」が潜んでいることが判明した。 オフィスの移転時には、ネットワーク機器を新品に置き換えることが多い。新品なので問題なく動作することを期待するがそうとは限らない。ファームウエアなどにバグが潜んでいることがあるからだ。今回紹介するトラブルは、そのようなバグが原因だった。 オフィス移転直後にトラブル発生 トラブルに遭遇したのは佐藤 秀顕さん。法律業務に関するソフトウエアを開発・販売するリーガルフォースのコーポレートエンジニアだ。 リーガルフォースは2021年5月6日に本社を移転した。これに合わせてネットワーク機器を入れ替え、クラウド型
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