ラーメン二郎という食べ物がある。 ある日のラーメン二郎・三田本店より 茹でたモヤシとキャベツ 刻んだ生ニンニク 分厚い豚 化学調味料たっぷりのスープと極太麺 もともとは1968年と日本がまだそれほど豊かではない時代の頃、お金のない学生でも安くて腹いっぱい食べられるようにという崇高な目的でつくられたそれは、飽食時代の現代においても無性に人を引きつけてはやまない魔性の食べ物として現代社会でも異様な存在感を放ち続けている。 実のところ野菜とラーメンの組み合わせ自体はそう珍しいものではない。 家庭のラーメンで「健康のために」とお母さんが子供たちを気遣って野菜炒めが乗っかったラーメンを作ることはそう珍しいものではないし、町中華においてもタンメンという名前で野菜×麺類の組み合わせは以前から普通に存在はしていた。 ちょっとマニアックなところだとサンマーメンのようなあんかけ野菜炒め×ラーメンという亜種も存
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