今月、千葉市で開催される小型機のレース、エアレースの世界選手権で使われる滑走路が、すぐ脇に高さ70メートルのホテルが建設されたことで、航空法上、安全性に問題があるとして使用できない可能性があることがわかりました。国土交通省は、ホテルを休業し無人にすることなどを条件に、特例的に使用を認められないか検討しています。 レース中は千葉県浦安市の沿岸部に臨時の滑走路が設置されますが、そのすぐ脇に今月、地上18階建て、高さおよそ70メートルのホテルがオープンしたため、滑走路が使用できない可能性があることがわかりました。 航空法では航空機の離着陸の安全を確保するために、滑走路の周辺で高い建物の建設を禁じていて、今回の場合、建物の高さは最大でも45メートルに抑える必要があるということです。 一方で、滑走路は周辺に代替地がないことや極めて高い技術をもつパイロットが使用することから、国土交通省は万が一の事故に