自分の歩き方が、スマートフォンのロックを解除する「指紋」代わりになる日が来るかもしれない。オーストラリア連邦科学産業研究機構のData61研究所が、歩行によって生じる運動エネルギーを使って発電するだけでなく、歩き方をその人固有の認証情報に変換できる小型のウェアラブルデバイスを試作した。この研究に関する論文が公開されている。 このデバイスは、歩行の運動エネルギーを利用した発電のパターンをトラッキングし、足の動きの特徴によって発電量が一瞬落ち込む現象を解析して、その人固有の署名を生成するという。さらにこのデバイスでは、運動エネルギーハーベスティング(KEH)技術を利用して、モバイルデバイス用のバックアップ電源を提供することもできる。 「この2つの技術を応用することで、われわれは一度に2つの目標を達成できる手段を開発した。1つは、デバイスに電力を供給すること、もう1つは、歩き方から生み出されるエ
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