もはや知らない人はいないであろう国民的マンガ、『ドラえもん』(藤子・F・不二雄/小学館)。主人公・野比のび太のために、未来からやって来たドラえもんがあれやこれやと手を尽くすさまは、ときにおかしく、ときにホロッとさせられる。うちにもドラえもんが来てくれたらいいのに。そんな風に願ったことがある読者も少なくないだろう。 しかしながら、ドラえもんも聖人ではない。のび太のダメさ加減に嫌気がさして、ポロッと暴言を吐くことだってある。そして実は、その暴言がジワジワくる…と、ネット上でネタにされているのだ。はたして、ドラえもんはこれまでにどれほど酷いセリフを口にしてきたのか。単行本を読んで調査してみた。 「きみは年を取って死ぬまで、ろくなめにあわないのだ」 (単行本1巻「未来の国からはるばると」より) 記念すべき第1話から、なんとも絶望的な言葉を言い放つドラえもん。言われたのび太がパニックを起こすのもわか