短歌ってどこがいいのか理解できない。何を題材にすればいいかわからない。理由はわからないがとにかくキモい。そう思ってやまない短歌ビギナー各位は「題詠」という遊びからはじめてみるといいかもしれません。 題詠には世界のすべてが詰まっています。 題詠とはなんぞや? 読んで字のごとく、決められたお題を短歌の中に詠み込むのが題詠。 実例を見たほうが早いですから、さっそく紹介していきましょう。 お題は「つるはし」。集まった短歌は以下の4首。 お題:「つるはし」 (1) 柄にプロ野球する人やったじいさんの『8』てほったつるはしもってる (2) ツルハシ魔跋扈(はびこ)る街の夕暮にTVクルーが捜す順光 (3) 群れなして鳥と時代は過ぎ行けり鶴嘴島に初雪が降る (4) つるはしが錆びないように人いきれ街、、雨、、全部蒸発 引用元:稀風社配信第5回記録 以上の4首から1つ、もっとも優れていると思うものを選びます