前職の時、私は顧客へアドバイスすることが生業だった。 だが、恥ずかしながらすべてが良いアドバイスであったかといえば、おそらくそうではない。 正直に言うと、私に知識と経験が不足していたがゆえに、全く顧客の役に立てなかったこともしばしばあった。 だが、もっと悪いのは、アドバイスのやり方を知らなかったがゆえに、「相手に話を聞いてもらえない」時があったことだ。 実際、人へのアドバイスは非常に難しく、気を遣う。特に若造の言うことを、業界経験何十年というベテランが聞く、という状況自体がそもそもありえないシチュエーションである。 したがって、社内では何度も何度もそう行った状況におけるシミュレーションを行い、できるだけ話を聞いてもらえる状況を作り出すスキルを身につけるべく、練習を重ねていた。 具体的には、話を聞いてもらうために次の6つのステップを踏む。 STEP1.解決して欲しいのか?聞いて欲しいだけか?
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