古書ネット通販の元祖として、さまざまな取り組みを行ってきた「スーパー源氏」。2014年4月に始めた新サービスに今、じわじわと注目が集まり始めている。 古書とは無縁の世界から、古書ネット通販の元祖「スーパー源氏」を立ち上げ、現在は神保町で同名の古書モールも経営する紫式部の代表取締役・河野真氏。 2014年4月2日には、ネット上で古書モールの棚を見て本を買うことができるサービス「棚!見れるジャン!本!買えるジャン!」を開始。ネットとリアルの融合ともいうべきこのサービスは、古書販売の新たな道を照らす光となるのだろうか。河野氏にサービスの現状と展望について聞いた。 ―― スーパー源氏を始めたきっかけを教えてください。 河野真(以下、河野) 1995年ごろ、古書店をやりたいという知人から相談を受けたんです。ただ店舗で販売するだけでなく、何か新しい販売方法はないだろうかと。 当時はあまりネットも普及し
過日、弊社の店頭にお客様がお見えになり、お爺さまの本の買い取りを依頼されました。みると明治期の本で内容も面白そう。状態も明治期の本としては装丁が多少傷んでいる程度で、印刷や紙の状態も100年経ったものでは仕方がないと言うものでした。しかし、その時国立国会図書館の近代デジタル・ライブラリーの事が頭をよぎり、お客様にそのサービスについて説明し、安く買うことはお客様に失礼であることも説明しました。 翌日、そのお客様より電話があり、下記の2冊とも近代デジタル・ライブラリーで全ページ閲覧出来ることを知らされました。買わなくて良かったと思うと同時に、今まで大切に保存していた書物を適正な価格で売ることが出来なくなっている現状を痛切に感じました。同時に我々もより高く買い入れて売る機会を失っている状態に憤りを感じました。 「学海探求之指針」 明治21年3月刊行 海軍水路部編 12,519,4p 6図付 発行
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