能登半島地震発災時の避難の呼びかけを振り返る、NHKアナウンサーの徳永圭一さん(右)と瀧川剛史さん=12日、東京都渋谷区のNHK放送センター 元日に発生した能登半島地震では、大津波警報の発令直後にNHKの女性アナウンサーが「今すぐ逃げること!」と強い命令口調で叫ぶように呼びかけた。「視聴者の感情に訴えかけ、結果として命が助かればいい」。同局の男性アナウンサー2人が12日、取材に応じ、平成23年の東日本大震災の反省点を踏まえた取り組みを語った。 「東日本大震災の当時は、津波からの避難呼びかけでも『ですます』調。強いトーンではなく冷静に呼びかけていた」と徳永圭一アナウンサー(45)は振り返る。「決して淡々と伝えていたわけではなかった」が、避難が遅れ多数の死者が出た現実に「これだけじゃ足りないのでは」との思いを強くした。 同局のアナウンス室では、災害時には「自分だけは大丈夫」という正常性バイアス
![「命が助かれば」命令口調の避難呼びかけ、NHK徳永アナら 東日本の教訓生かす](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3b769f4d67efa66682183e89d64d661f8eeed1b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2Fua19Q6mQZxrhth46RTtPw9pH-Y0%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%28959x622%3A969x632%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FYDAI75T3JBL5FJN7WUDAP3CQSQ.jpg)