NTTは10月23日、同社が研究開発した秘密分散技術がISO(国際標準化機構)が発行した秘密分散技術では初の国際標準において、標準技術として採択されたと発表した。秘密分散技術の国際標準が確立したことにより、利用者は国際機関が認める安心・安全な秘密分散方式を選択可能になったとしている。 秘密分散技術は、データに特殊な符号化を施して複数の断片に分割することで、個々の断片からは情報が漏れず、幾つかの断片が消失しても復元を可能としている。同技術では、元データの秘匿強度を示す「安全性」や、複数に分かれた断片ファイルの合計データ量が元ファイルのデータ量に比べて、どの程度大きいかを示す「容量効率」、さらに保存・復元以外に分析も行う場合に必要となる「拡張性」といった評価項目がある。 しかし、秘密分散技術には多くの実現手段(方式)が存在し、必ずしも学術的に安全と認められないような方式や、保存する総容量が元デ
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