国の経済規模を表すGDP=国内総生産について、内閣府は、最新の国際基準に基づいて企業などの「研究開発費」を投資として加えて算出した結果、日本のGDPは平成23年の時点で、これまで公表していた金額よりも19兆8000億円増えることがわかったと発表しました。 今回の大きな変更点は、最新の国際基準を取り入れたことで、これまで「経費」と見なしてGDPには加えていなかった企業などの「研究開発費」を、付加価値を生み出す「投資」と位置づけました。 内閣府はこの算出方法で平成23年のGDPを計算し直した結果、この年1年間の名目のGDPは491兆4000億円と、これまでの金額よりも19兆8000億円増えました。内閣府は、この再計算を基に考えると、12月以降に発表される名目のGDPも大幅に増えることになると説明しています。 政府は名目GDPを600兆円に増やすことを目標に掲げているため、今回の算出方法の変更は