トップインタビュー・対談『チ。』の作者・魚豊氏が生んだカルト的人気の連載デビュー作、『ひゃくえむ。』――『チ。』にも通ずる“作品に込めた想い”を聞く 2022年4月、手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞し、作者の魚豊さんが史上最年少受賞者となったことで話題を集めている『チ。-地球の運動について-』。15世紀のヨーロッパで「地動説」の証明に人生を懸ける人々、という異例の題材を扱った大ヒット作が、まもなく完結を迎えようとしている。 『チ。』の作者・魚豊さんによる、漫画好きの間ではカルト的な人気を誇っていた連載デビュー作『ひゃくえむ。』(講談社)が、新装版として発売された。本作は、陸上競技(100メートル走)に人生を懸ける主人公の、小学生から社会人までの栄光と挫折が描かれている。 100メートル走と地動説。一見するとまったく異なるテーマのようだが、実は「ひとつのことに人生を懸けて取り組む人々の姿」を
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