仕事と生活の調和を図る「ワークライフバランス」への関心の高まりや、不況の影響、節電意識の高まりなどから残業時間の削減を徹底する企業が増加している。しかし実際には、必要もないのにいつまでも会社に残り、無駄な残業を続けている社員も少なくない。こうした社員に対して、管理職はどう対処すれば無駄な残業を止めさせることができるのか。これまで多数の民間企業で残業削減やワークライフバランスに関するコンサルティングを行ってきた日本能率協会総合研究所の広田薫主幹研究員に話を聞き、無駄な残業をしている社員をタイプ分けし、それぞれの対処法を明らかにする。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林恭子) 残業代がほしいだけ?だらだらネット? 今すぐ止めさせるべき4つの残業 ――仕事に対する意識や方法を見直すため、残業規制や「ノー残業デー」などの取り組みをし、社員の無駄な働き方を改める企業が増加しています。しかし、未だに