俳優の萩原流行(ながれ)さん(62)が東京都杉並区でバイクを運転中に転倒し、後続車にはねられ死亡した事故で、警視庁は23日、バイクの前で車線変更した車が同庁の護送車だったと明らかにした。同庁は、車線変更と転倒の関連を調べている。 交通捜査課によると、萩原さんは22日午後6時5分ごろ、片側3車線の中央車線を走っていて転倒。右車線に投げ出され、東京都練馬区の男性会社役員(59)の乗用車にはねられた。 萩原さんが転倒する直前に高井戸署の男性警部補(55)が運転する護送車が左車線から中央に車線変更していたという。護送車の右前輪付近には衝突したような跡があり、同課は転倒後のバイクとぶつかったとみられる、と説明している。警部補は「駐車していた車を避けるため、車の後ろで一時停止してから車線変更した」と話しているという。