7月7日は七夕ですが、どうして七夕と書いてたなばたと読むのか、疑問に思ったことはありませんか。 今でこそ、織姫・彦星の伝説や、願いごとを書いた短冊を笹に吊るすのが一般的ですが、もともとは、中国の乞巧奠(きっこうでん)というお祭りと、日本古来の行事が融合してできたもの。そのへんにこの謎を解く鍵がありそうです。 織姫と彦星〜七夕の恋物語 【豆知識】英語で天の川を「ミルキー・ウェイ」といいますが、これは、英雄ヘルクレスが赤ちゃんの時にゼウスの妻ヘラの乳房を強く吸い、飛び散った乳が天の川になったというギリシア神話からきています。(写真:天空星景色) 古代中国を発祥とする乞巧奠は、皆さんもご存知の星物語から始まります。 『天の川の西岸に住む織姫は、機織りの名手。毎日機織りに勤しんで美しい布を織り上げ、父親である天帝を喜ばせておりました。そんな娘の結婚相手を探していた天帝は、東岸に住む働き者の牛使い彦