柳田國男先生の本で「猿と猫と鼠」というのがあって、どうやらネットでもちゃんとしたものを読めるのだけれど、短い話なのでさらに短く記憶にまかせて高速であらすじをタイプしてみる。 *** 猿と猫と鼠 ある日おじいさんが山へ行くと猿が猟師に撃たれそうになっている。かわいそうに思ったおじいさんは助けようとするが、流れ弾に当たってケガを負ってしまう。 漁師が慌てて逃げてしまうと、助けられた猿が近づいてきておじいさんの手当をし、さらにお礼として「猿の一文銭」という猿界の至宝をくれる。 それをもらったおじいさん夫婦の家はとても繁盛する。 ここまではけっこうお馴染みの昔話。でこの後、ご多分に漏れず意地悪じいさん的なひとが現れ「猿の一文銭」なる存在を知ると、そいつを盗んでいってしまう。こういう流れ。この後からがいささかびっくりな展開となる。 ↓ 困ったおじいさんたちは、三日以内に探してこいと猫に命じる。 ↓