三菱重工業(7011)と三菱航空機は11月11日午前、国産初のジェット旅客機「MRJ」の初飛行を実施する。5度の延期を経ての初飛行で、インターネットサイト「USTREAM(ユーストリーム)」で初飛行の様子を生中継する。会場となる県営名古屋空港(小牧空港)は、管理する愛知県が展望デッキを閉鎖するため、見学はできない。 初飛行では、機体を製造する小牧南工場(愛知県)に隣接する小牧空港を出発し、周辺を1時間程度飛行する。小牧を離陸後の飛行空域は、静岡県御前崎から愛知県伊良湖岬にかけての遠州灘沖の太平洋上と、石川県能登半島沖の日本海上の2つを検討している。 1時間程度飛行で、真っ直ぐに飛ぶかや、左右に曲がれるかなどの基本的な操縦特性を確認し、上空で着陸状態をシミュレーション後に着陸する。 MRJの初飛行はこれまで、5度延期。直近では10月26日から30日の期間内に実施するとしていたが、操舵用