ウクライナのポロシェンコ大統領は15日、同国東部にロシア軍の装甲兵員輸送車が侵入したと明らかにした上で、ウクライナ軍が「大部分を破壊した」と述べた。キャメロン英首相との電話会談で語った。 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長も「われわれは侵入を目撃した」と強調、ロシアからの武器や戦闘員流入の裏付けであり「ウクライナ東部の不安定化にロシアが関与しているのは明らかだ」と非難した。ロシア国防省は侵入を否定した。 ウクライナ東部では戦闘激化で死者が増加し、食料不足など人道危機も起きている。こうした状況を踏まえ、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスは4カ国外相協議をベルリンで17日に開催する方向となった。(共同)