KDDIは9月10日、田中孝司専務が代表取締役社長に昇格する12月1日付け人事を発表した。小野寺正社長兼会長は社長兼務を外れ、代表取締役会長に就任する。技術畑出身の田中氏は、KDDIの現状について「スマートフォンへの対応が遅れた」などと認識。12月以降、新戦略を公表する予定だ。 田中氏は53歳。京都大、米スタンフォード大学大学院(電子工学)から国際電信電話(KDD)に入社。KDD時代には情報システムをメインフレームからUNIXに切り替えるプロジェクトなどに携わり、KDDI発足以降は法人向けモバイルソリューション事業の確立に貢献。2007年にはモバイルWiMAX事業を展開するUQコミュニケーションズの社長として免許取得前から奔走。ソリューションビジネスの経験や、UQ立ち上げを通じて得た会社運営の手腕などが評価された。 会見した田中氏は「これまでの10年は純増数を競うなど、事業者間の競争の時代
![KDDI社長に田中専務が昇格 「スマートフォンへの対応遅れた」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bf0d0819545ee2c040b9d0dcd0705b0b57bd1a36/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F1009%2F10%2Fsk_kddi.jpg)