仏のノムさんだ――。楽天・野村克也監督(74)が19日、首脳陣批判を理由に出場選手登録を外れていたトッド・リンデン外野手(29)の2度目の謝罪を受け入れた。リンデンは21日にも登録される予定で、Kスタ宮城での練習に合流。クライマックスシリーズ(CS)第2ステージが行われる札幌入りする。後半戦快進撃に貢献した立役者の復帰で最後のピースも埋まり、いよいよ戦闘態勢は整った。 大岡越前か、はたまた孔子か。罪を憎んで人を憎まず…。野村監督は、勝つために自らの感情をぐっとのみ込んだ。 「リンデン(1軍に)上げるよ。オレは情にもろいんや結局。オレの欠点。(米田球団)代表にも“勘弁してやってくれ”と言われたんや」 まさに電撃和解だった。先発メンバーから外れた10日の日本ハム戦の試合後、野村監督へ侮辱的な発言をしたとして11日に登録を抹消。前日までは第2ステージも戦力外としていた。しかし、この日午前、