2010年8月6日、東京電力の原発プルサーマル計画を佐藤雄平知事は正式に受け入れることを表明しました。佐藤栄作・前知事時代に決めた核燃サイクルの「7つの疑問点」について何一つ解明もなければ、問題解決もされない中の受け入れ表明です。知事はプルサーマル受け入れを勝手に3つの条件に絞ってしまい(耐震安全・老朽化対策・長期保存の燃料問題)、それも、東電と国の言うままで十分な検証もしないで決めました。端的にいえば、知事が交代し県の姿勢を変えたという、政治的判断だけで決めました。これでは県民の納得は得られないし、安心・安全も守れません。「7つの疑問点」を脇に置いたままでは、県の到達点を知事自身が投げ出したものです。 前知事時代に県がみづから示した核燃サイクル政策の7つ疑問点は次のようなものでしたがこのことに真摯に答えるべきでした。①現段階で必不可欠なものか②資源の節約・安定供給につながるか③経済性に問