遠隔操作ウイルスによって犯行予告が行われた事件で、誤認逮捕された三重県内の男性はパソコンがウイルスに感染したあとに異変に気づき、ウイルスのプログラムを自分で停止させていたことが分かりました。 真犯人を名乗る人物は、犯行声明のなかで「ウイルスをわざと残した」としていますが、警察は、犯人が遠隔操作を続けられなくなりウイルスを削除できなくなった可能性もあるとみて調べています。 遠隔操作ウイルスによる一連の事件のうち、インターネットの掲示板に「伊勢神宮を爆破する」などと書き込まれた事件では、三重県内の28歳の男性が逮捕されましたが、男性は事件に無関係だったとして、23日、不起訴になりました。 男性は先月10日に自宅のパソコンにウイルスを誤ってダウンロードしましたが、その後、パソコンの動きが遅くなったことに気づき、およそ1時間後にウイルスのプログラムを自分で停止させていたことが男性本人や警察への取材