乗客乗員239人を乗せて消息を絶ったマレーシア航空MH370便は、各国の衛星や捜索チームがインド洋を懸命に探し続けている。一方で、ロシアの無人のクルーズ船「リュボーフィ・オルロワ号(MV Lyubov Orlova)」が、広大な北大西洋で姿を消してから1年以上が経過した。「どちらも見つからないだろう」と話す関係者もいる。? リュボーフィ・オルロワ号は2013年2月4日、カナダのニューファンドランド島沖を漂流している姿を最後に、行方不明になったままだ。当時の進路から、大西洋を横断しアイルランド沿岸に向かっていたと推定された。全長90メートルの同号を捜索したベルギーの救難船船長ピム・デ・ローデス(Pim de Rhoodes)氏は最近、「まだ漂流している可能性は五分五分だ。もし沈没していなければ、今頃は飢えたネズミであふれているだろう」と推測。このような驚くべき話をマスコミが放っておくはずは