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  • 「四谷怪談」の東と西:「東海道四谷怪談」

    (戻る) 「四谷怪談」の東と西 〜南北を同時代化の発想で読む(2):「東海道四谷怪談」 1)「四谷怪談」の東海道 ある時にフッと思ったのですが、どうして「四谷怪談」は「東海道四谷怪談」というのでしょうか。ご存知の通り、「四谷怪談」は「忠臣蔵の世界」に仕組まれており、それ自体が忠臣蔵外伝といった形に作られています。それならば、翌年(文政9年)に大坂で上演された外題「いろは仮名四谷怪談」の方がピッタリする感じです。どうして「東海道」なのでしょうか。 一説によれば、今の神奈川県藤沢市あたりに四谷という地名があったそうで、南北は「四谷怪談」を忠臣蔵の世界・つまり江戸を鎌倉に置き換えるために、藤沢が「四谷」だという便法で「東海道」とつけたのだろうとも言われています。しかし、南北がはっきり「雑司ヶ谷四谷町」と書いていることですし、隠亡堀とか蛇山など実際にある地名も含めて、南北は「四谷」を江戸の地名であ

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