7日公開される話題の映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を13分間にまとめたダイジェスト版の上映会が6日、野生猿の餌付けで知られる大分市営の高崎山自然動物園で行われ、猿たちも画面の猿に目をやった。 上映会は、市が話題作りのため、映画配給会社に話を持ちかけて実現し、4回上映した。 動物園側は、山から下りてきた猿をおびき寄せるため、モニターの前に芋やバナナ、ブドウを置く工夫も。その作戦が奏功し、1回目の上映では約50匹が餌を目当てに集まり、画面前の“特等席”に走った。 猿たちは餌を食べるのに夢中。時折、画面に目をやり、大きな音声になるとその場から離れ、また戻ることの繰り返しだった。 観賞した市内の主婦(32)は「じっと画面を見つめている猿もいた。その様子は内容を理解しているようにも見えた」と話していた。