コンピュータを学問することは、もはや時代錯誤なのだろうか。 この記事を読んだときの、ぼくの感想である。 コンピュータ科学に背を向ける学生たち 今秋、MITの電気工学/コンピュータ学科(Department of Electrical Engineering and Computer Science:EECS)に入学する学部生は200名を下回る。昨年の入学者数は約240名、3年前には385名だった。 ラドガーズ大学のコンピュータ学科では、今年の入学者数について、ピークを迎えた数年前の入学者数6500名と比較して何千名単位で減少するものと見込んでおり、複数の科目コースを中止している。学部生にコンピュータ科学関連の科目を講義するSaul Levy教授は、学生数の減少傾向について、学生の職業観を反映したものだと述べる。 「学生はもはや、コンピュータ関連の雇用市場に期待していない」(Levy)