『ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』は日本を含む12カ国で出版され、全世界で40万部を超えるベストセラーになっている。その著者フレデリック・ラルー氏が、9月14日に開催されたイベント「Teal Journey Campus」で講演した。氏はティール組織を考える上で非常に重要な「Purpose」に関して、十分な関心を持たれていないのではないかと指摘する。氏の個人的な体験からPurposeの捉え方について語った講演内容を紹介する。 『ティール組織』の中核である「Purpose」を語ろう ティール組織に関しては、狼の群れ的な「レッド組織」から、組織を1つの生命体として捉える「ティール組織」へ向かう組織の5段階の発達段階に関して書かれた書籍として、広く知られるようになった。「階層型組織は終わりだ、セルフマネジメントの時代だ」とも語られている。しかし、「ティール組織」の中