「子供たちに、『出来るか出来ないか』じゃなくて、夢に向かって『やるかやらないか』を見せたい。子供にも大人にも、夢や元気、勇気を与えることができるならば、侍ジャパンとしての意味がある。だから世界一を目指す」 ――結果以外の目的を、明確なメッセージとして発信したわけですか。 G.G. さすがだなと思いました。戦う目的を示してくれないと、応援する側も共感できません。 「戦う目的」を示した栗山監督 ©鈴木七絵/文藝春秋 たとえば1次ラウンド敗退がすでに決まっていた韓国と中国が、プール最終戦を戦いました。ああいった「勝敗に意味はない試合」に、戦う目的をどう見出すのか。そこをしっかりコメントできない監督やチームは、駄目だと思うんです。 たとえ予選敗退が決まっても、子供たちに夢を与えるという目的があるなら、ブレないじゃないですか。今回の日本チームは、そうした点が明確でした。 直前合宿はごく短期間だった北
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