<このチラシを見よ。堂々「無職と平和」を謳っている。「04」とある通り、映画祭第4セクションのテーマだったのだが、出色のキャッチだ> 「平和」という言葉が、これほど新鮮に感じられたのは、いつ以来のことだろう。小学生の頃の安保騒動以来ではないか。すっかり「平和ボケ」しているわたしは、平和という言葉を聞いても、まったくピンと来ない。戦争、というより武器や爆弾を使用して人間を殺戮することには、生理的な嫌悪があるが、そういうことをするのが人間なのだろう、という緩いアキラメもある。 ところが昨年12月にヒロシマ平和映画祭で出くわした、上のチラシには不意打ちを食った。「無職と平和」! 何なんだ、これは? 「戦争と平和」みたいに、無職と平和を対置しているわけではないだろう。いったい無職と平和の間には、どういう関係が有り得るのか? これはマジなのか、とぼけているのか? しかし、仮にも平和を希求する総本山の
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