ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。 ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^ ☆正直、期待していなかった。 理由は二点。 先ずは、『アリス』の物語は、そもそもが、子供が読むと摩訶不思議な世界を楽しめるのだろうが、理由を求めたがる大人にとっては、非常に不条理で物語を楽しむものではないからだ。 それで、映画として2時間を持たせるのは辛いだろう、と。 続いて、これは、少女アリスの物語の続篇体裁で、つまり、成人したアリスが出てくるのが「永遠の少女」でなくてはならないアリスの物語には不似合いだと考えたのだ。 しかし、面白かった。 記憶に残らずとも、夢の物語として処理されていた、アリスにとっての「不思議の国」の物語は、成人したアリスを、大人になりきれない「ギリギリ許される少女」として存在させていた。 その無遠慮な物言いも、走り方さえも、少女性を残していた。 かつての経