「x.v.Color」は、拡張色空間「xvYCC」動画用広色域色空間の国際規格にに準拠した製品の名称となる。いち早くソニーの「BRAVIA」X2500シリーズが民生機として初めてサポートした。現在のNTSCを超える色域は、映像に新しいリアリティをくわえてくれるものだ。しかし、対応機器が登場しても、まだ一般ユーザーがxvYCCの恩恵を受けることはできない。昨年6月、xvYCCに対応した「HDMI ver.1.3」が正式発行したことを受けて実施したもの。その内容から、xvYCCが普及するための条件が見えてきた。 xvYCCは、2005年10月にIEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)で承認された色空間の国際標準規格。正式名称は「IEC61966-2-4」といい、自然界に存在し、人間の目が認識できるほとんどの“物体色”をカバー