SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。 さて、これも読んでたな、の第858回は、 タイトル:われはロボット 著者:アイザック・アシモフ 出版社:早川書房 ハヤカワ文庫(初版:'83) であります。 ロボット物の古典です。 作者はもちろんアシモフ先生。 短編集なので、例によって一作品ずつ紹介します。 『ロビイ』……ミセス・ウェストンは、八歳の娘・グローリアのことで頭を痛めていた。子守ロボットのロビイとばかり遊んでいて、人間の友達を作ろうとしないのだ。娘のことを案じた彼女は、夫を強引に説得してロビイを排除しようとするが――。 すべてはここから始まった。ロビイの事ばかり気にしているグローリアは未だ決定されていない未来であり、彼女の両親はロボットを受け入れる側と拒否する側の代表である。ところで、このロビイってやっぱりロビタ