29日午前7時55分ごろ、神戸市中央区中山手通の中国人学校「神戸中華同文学校」の校舎の窓ガラスが割れているのを男性職員が見つけ、警戒中の生田署員に通報した。尖閣諸島問題を受け同校には脅迫電話などが相次いでいるといい、同署は器物損壊容疑で捜査するとともに関連を調べる。 同署によると、割られていたのは講堂地下倉庫の南側窓ガラス1枚。縦約2センチ、幅約1センチの穴があき、約5センチのひびが入っていた。ガラスは道路に面し、道路から棒状のもので突いて割ったとみられる。 同校職員が、28日午後6時ごろに点検した際に異常はなかった。同署は同様の犯行が続く可能性があるとみて、同校周辺の警備を強化する。