警視庁西世田谷署は6日、ステルスマーケティング(ステマ商法)を行ったとして、道具屋経営・ペルポイ国籍の男(47)を景品表示法違反の疑いで逮捕した。ステマ商法による逮捕は国内では初めて。 逮捕されたのはペルポイ国籍で道具屋を経営するデビッド・マニング容疑者(47)。西世田谷署によると、マニング容疑者は昨年3月、同区内で道具屋を開業。薬草や毒消し草を販売するかたわら、闇ルートで入手した牢屋の鍵を一部の客だけに販売していた。マニング容疑者は以前にも薬草や毒消し草を無許可で販売していたとして薬事法違反の逮捕歴がある。 今回逮捕に至ったステマ商法は、実際は商品を販売しているにもかかわらず、その商品をメニューに表示しないなどの特別なやり方で一部の消費者に限って不当に利益を供与する販売方法を指す。過去、米国ではソニー・ピクチャーズがステマ商法を行ったとして謝罪。幹部の停職と150万ドル(約1億2千万円)